Instagram・Twitter・note・Facebook・TikTokなど、SNSで情報を取得する事が当たり前の今の時代において、
広告の手法も,訴求のスピードも常に変遷しております。
広告代理店にCM作成を依頼して有名タレントを起用しなくても
無料のスマホアプリで,直観的に編集した動画を、TikTokで配信してバズる。ユーモアのある写真をTwitterに投稿して
拡散でバズる。
今回は、広告宣伝費がかからない上に、高いエンゲージメントを期待することができる、【バズる】
のメリットについて紹介させて頂きたいと思います。
バズるとは
語源は、「buzz(バズ)羽音」から来ており、ハチなどがブンブン飛び回る様子のことで、1つのネタに多くの人が集まり
騒いでいる状況が、ハチが群がってブンブンしているようなので、バズると言われるようになりました。急激に、口コミで
拡散し注目が集まることを意味します。
SNS登場以前は、多くの人の注目を集めるには、テレビや雑誌などのマス向けの媒体を利用することが主流でしたが、
SNSが主流になった現在は、口コミきっかけで多くの人の注目を集めることができるようになりました。
このSNSの拡散力を活用し、口コミで広める手法をバズマーケティングと呼びます。
メリット
メリットは、広告宣伝費をかけずに多くの人の注目を集めることができるということです。また、口コミで広まった情報は、
広告などの媒体から発信された情報と比較し、ユーザの信頼を得やすいので、企業イメージの向上や購買などの
アクションにつながりやすいことも期待できます。
ほのぼのとする内容や、クスっと笑える内容など、プロモーション臭がしないため、広告などへの嫌悪感を感じさせず
サービス認知できることが大きなメリットといえるでしょう。
個人としては多くの人に共感してもらえる喜びを味わうことができますし、バズった内容をきっかけに、つながりが
増えることで、新たな顧客の開拓など、思わぬ良いことがあるかもしれません。
また、バズることができれば、消費者の
間で瞬く間にその情報は拡散されていきます。
動画サイトなどで取り上げられることになれば、国内だけでなく海外の
需要を掘り起こすことにもつながることでしょう。
注意点
注意点は炎上を避けること。不特定多数の人々が目にする場で過激なプロモーションを行い、意図的な炎上により認知度や
注目を集める、炎上マーケティングなどもありますが、ブランディングを傷つけるリスクが非常に高いので、避けましょう。
ひたすら批判だけを受けるような広告手法で炎上してしまうと、ブランディングが難しくなり業績向上どころではなくなってしまいます。
そのためには、「ターゲティングを丁寧に行う事が大切です」訴求したい消費者層が、若者を中心としているのであれば、SNSで
とりわけ注目度の高いインフルエンサーを通してバズりを狙うのは良い方法でしょう。
一方、ターゲットが比較的高齢である場合、インフルエンサーによる効果はあまり期待できません。むしろ、商品やサービスを
消費者が直接体験できるような機会を設ける必要があるでしょう。ターゲットに応じた対策を取ることが戦略のカギとなります。
インフルエンサーを活用してバズらせる
多数のフォロワーを擁するユーザに拡散されることで、そのスピードを早めることができます。
多くのフォロワーを持つインフルエンサーを活用した情報拡散は、ビジネスにおいて広く活用されている手法でインフルエンサーマーケティングと呼ばれます。
インフルエンサーマーケティングでは、偶然インフルエンサーが自社の情報を拡散してくれることを待つのではなく、接触したり、商品を無料で届けて情報の拡散を進めていく手法です。
様々な代理店が存在しているので、より拡散スピードを速めたい場合は検討してもいいかもしれません。
注意点としては、広告としてわかるようにした上で情報を拡散して貰うことです。ステルスマーケティングのようになってしまうと、ステマだとバレた場合、ブランドイメージを損なってしまいます。
PR等を表記することで、口コミの効果が薄れるのは間違いありませんが、ユーザに対して不誠実だと結局長く生き残るブランドにはなれませんので、ステマの手法は避けましょう。
インフルエンサーにも様々な種類があるので、一応紹介しておくと
トップインフルエンサー(100万フォロワー)・ミドルインフルエンサー(10万フォロワー)・マイクロインフルエンサー(1万フォロワー)・ナノインフルエンサー(1万以下)など人数により、拡散力と依頼する金額が変動します。
成功事例
「店員さんすげえ カニ浮いてる」ある一般人のTwitterへの投稿から爆発的に拡散し「このスーパーどこ?」「行ってみたい!」「こういう店員さんは、時給を上げて欲しい」など、一気に4万以上のリツイートで拡散されました。
投稿元の記載がない「転載動画」だった為に、ニュースとして取材が殺到し、『スッキリ!』などのテレビでも紹介されました。
あるユーザーが投稿元のyoutubeを見に行くと「とっとり動画チャンネル」となっており、「県の公式動画」であることが判明したことで、2度目のバズポイントとなり、話題となりました。
投稿元のyoutube概要欄には、キャンペーンサイトもしっかりと用意されてあり、サイト流入は相当数に上ったと想像できます。
スマホ1台で撮影された1本の動画によるバズマーケティングが、とてつもないPR効果を発揮した、バズマーケティングのお手本の様な施策です。
プロレスラーの長州力さんがGATSBYのボディシートをPRしているTwitterの投稿は、笑顔が印象的で、たくさんのユーザーに
癒やしを提供しました。
よく見るとハッシュタグの付け方を間違えていて、ブルーの文字で書かれている「#長州力」という自分の名前しかハッシュタグになっていません。
この思わずクスっと笑ってしまうような面白さが、膨大な拡散につながりました。この事例のように、ポジティブな印象を受ける写真や、ニヤッと笑ってしまい誰かに共有したくなるような内容がバズマーケティングには大切で、結果的に購買意思を左右します。
ハーゲンダッツでもTwitterやInstagramを利用してキャンペーンが行われました。
#ひと夏分のハーゲンダッツという、ハッシュタグを付けて画像を投稿することで、毎日1名に自社商品をプレゼントするというユーザーによる応募・参加を促進したキャンペーンです。
アイスクリームの中では高級な部類に入るアイスが毎日プレゼントされるということに加え、気軽に投稿できる設定だったことで同ハッシュタグではInstagramだけでも3,000件を越える投稿が行われています。
こちらはユーザーを上手く巻き込んだことで、製品の様々な食べ方・楽しみ方をユーザー同士で共有できた、良い事例です。
ユーザー応募・参加を促進するキャンペーンの特徴の1つでもあるのが、嫌味なく自社製品のPRやブランディングを行うことが出来る点で、ユーザー同士の共感を生み拡がってゆくため、アクションに対するフックやキャンペーンのハードルなどの初期設計を見誤らなければ企画しやすいキャンペーンです。
そしてハーゲンダッツのユーザー参加型キャンペーンでは思わぬサブ効果が生まれています。
ユーザーの投稿から、下記のようなハート型の痕のことを#ハーゲンハートと呼ばれるようになり、Instagramでハッシュタグ付き投稿がたくさん行われました。
【どこでも広告】を活用して、バズりやすい面白広告枠を探す
どこでも広告とは、貸したい側と借りたい側を直接マッチングするサイトとなります。
一般ユーザーが、空いてる場所を自由に登録するため、固定概念に捉われない様々な広告スペースを見つける事ができるのが、ポイントです。今までに無い、まったく新しい発想の広告枠・・・それだけで、興味関心を集めるポイントがありますよね?
あとは自社の強み・ユニークさなどを肉付けしていけば・・・案外簡単にバズをおこせるかもしれません。どこでも広告はこちら
まとめ
バズるマーケティングが作れれば、広告宣伝費も抑えられる上、口コミによる高いエンゲージメントが期待できるバズり。狙って起こせるものではありませんが、バズる要素を押さえることは、ユーザの関心を引くことに直結しているので、あらゆるキャンペーンを検討する際に「どうやったらバズるか」と念頭に置くと良いのかもしれません。
また、人を笑顔にすることが基本なので、企画していても楽しく内容を詰めることができるはずです。
別の手法の【バイラルマーケティング】という手法がありますので、次回ご紹介させていただきます。